認定司法書士植村事務所
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uemura

昭和47年 東京都生まれ
平成7年3月 法政大学法学部を卒業し、司法書士試験に合格
平成7年12月〜平成13年5月 都内司法書士事務所勤務
平成13年11月 司法書士植村事務所を開業
東京司法書士会(登録番号:3424)
東京司法書士会三多摩支会
簡裁訴訟代理関係業務認定 認定番号 第301163号


■司法書士試験概要
司法書士の資格を有する者は、下記のとおり。
1.司法書士試験に合格した者
2.裁判所事務官・書記官等の職務従事期間が10年以上になるもので法務大臣が認めた者

<試験科目>
一次試験科目:民法・商法・刑法(*)新司法書士法成立により、一次試験に「憲法」も加わる。
二次試験科目:不動産登記法・商業登記法・民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・供託法・司法書士法

司法書士試験には、筆記試験と口述試験がある。筆記試験は、毎年7月の日曜日の一日を使って、朝から夕方までかかって行われる。筆記試験の合格発表は10月に行われる。合格発表までの約3ヶ月間は「俎上の鯉」。

筆記試験に合格した者は、次に口述試験を受けることになる。口述試験に合格して最終合格となる。最終合格した者には、後日行われる「合格証交付式」において司法書士の合格証が手渡される。おまけとして、各予備校が行う(有名ホテルを使った)「合格祝賀会」に参加するのが恒例。



■勉強方法
利用予備校:LEC
講座:15ヶ月ビデオ講座(一年目)・答練(二年目)

<一年目>
講座と過去問だけしかせずに、本試験に臨むが敗退。勉強不足を痛感。東京の試験会場は早稲田大学。

<二年目>
過去問(合格ゾーン)・答練・条文の三つのみ。基本書は読まず。答練の出題範囲をペースメーカーに、7月から遡って計画をたてる。一月ごと、一週間ごと、一日ごとの計画をたてていく。

△過去問(合格ゾーン)
通算して、10〜20回はやっただろうか。暗記できるものは暗記。最初のほうに過去の出題範囲の表がある。これを利用してヤマをはることも可能。

△答練:毎回出る答練のデーターを活用。これを活用しないともったいない。

△条文(模範六法):条文にいろいろ書き込むことで、テキスト代わりに。

△民法と刑法
現司法塾塾長が、民法と刑法の特別講座を開いていたので、これを受講。ここで配られたレジュメに情報を書き込む(私がいた時、司法塾塾長さんはまだLECにいて、この年だけ司法書士試験の講師もしていた)。

△実戦択一カード書籍版(一次科目・二次科目)
同名の講座で配布されるレジュメの書籍版。情報量は講座レジュメより劣るが、講座を受講するよりは安価。
これに今までためた情報を書き込み、テキストに。

△過去問を使ってヤマをはる
一発勝負の試験において、特に出題数の少ない科目においては、ヤマをはってもいいと考えた。その前に、全体を押さえる事はいうまでもないが。私は、マイナー科目に限ってヤマをはり、的中してしまったのであった。

△答練データ活用法(今も変わっていないと思いますが、変わっていたらすみません)
LECの答練でもらえるデータで重要なのは、正解率である。まず、正解率が高くて自分が間違えた問題から復習をする
正解率70%以上(と自分では決めていた)で間違えた問題があれば、徹底的に復習した。逆に、正解率が低い問題(30%未満と決めていた)は、復習の必要なし。無視。
また、出題された中で、何問正解したかというデータも載っている。例えば、民法の代理の範囲内で、「5問出題されて3問正解している」というように。これで、苦手な分野が一目瞭然なので、ここを中心にして勉強すればいいのである。

合格判定はちらっとみて、さっさと忘れましょう。ちなみに私は、合格判定で一度も合格をもらったことはありません。それでもその年に合格しました。こういうこともありますので安心を。目標はあくまでも7月の本試験合格ですので、そのことを忘れずに。

 ☆民法
最重要科目。条分数も多いし判例も多数。やらなくていい個所はない。全体を満遍なくしなければならない。
基礎事項は暗記。手を抜いたら一貫の終わりの科目。全体の70%ほどを民法にあてる。

☆商法
株式会社を中心に。株式会社と比較しながら、有限・合名・合資をやると、一石三鳥。

☆刑法
頻出の判例を中心に。問題数が少ないので、深入りは避ける。

☆不動産・商業登記法
手続法なので、理解よりも暗記したほうがよい。先例もひたすら暗記。書式はひたすら書くのみ。登記法を勉強しつつ、実体法(民法・商法)を勉強すると効果的(逆も同じ)。

☆民訴・民執・民保・供託・司法書士法
過去問重視。民訴・民執・民保は理解できなければ暗記で乗り切る。そのほうが早い。供託法・司法書士法も暗記。覚えた者勝ち。

暗記ばっかりだと思われるかもしれないが、実際そのとおりだと思う。覚えて忘れて、また覚えて忘れて。その繰り返し。暗記は重要なのである。

学生のころ、暗記するにはピンクの蛍光ペンを使うのがいいと聞いたことがあり、半信半疑ながらもそれを実践していた。効果の程も不明であるが、これは未だに続いている。

私がとった勉強方法は、大まかに言えばこんな感じです。
ですが、今とは問題傾向も変わったり、難易度も上がっていますので、これがどこまで通用するかはわかりませんが、「過去問と条文」という基本は変わらないと思います。

試験勉強は受かるための勉強ですので、試験に出ないところはやらない、あまり手を広げない等、「割り切り」が必要になってきます。満点を取って合格したいのならともかく、最下位でも合格すればいいんですし。

私が合格したのは平成7年ですので、これが役に立つのでしょうか?


■最終合格
二次試験でヤマが当ったものの、一次試験の出来に不安を感じていた。当時は、問題用紙を持ち帰ることはできず、しかも一番前の席だったので自己採点もできなかった(バレたら失格という噂が…)。
従って、10月の発表までは気が気でなかったが、諦めてもいて、9月からは勉強を開始していた。

ところが、合格発表を見に行ったら、なんと自分の番号があった。脚が震えていた(筆記試験の合格発表は東京の場合、受験番号だけが東京法務局に貼り出される)。諦めていたのに、こういったこともあるんだ。
そうなると、次は口述試験対策。

LECで口述対策ようの説明会があったので行ったら、職員の態度がまるで違う。思わず笑ってしまった。口述試験用のレジュメをもらい、口述模試も行われた。早稲田セミナーや司法学院も同じことをしていたので、こちらでもレジュメをもらい、模試を受ける。

口述試験当日。
東京法務局の一室に集められ、番号順に呼び出される。係りの人に連れられて、試験場所に移動。その部屋には、二人の人が座っていた。一人が不動産登記について質問している間、片方が何やらメモをとる。商業登記についての質問は、質問者とメモを取る人が入れ替わっていた。
聞かれたのは、不動産では「遺贈の登記」、商業では「有限会社から株式会社への組織変更」であった。

遺贈の登記については、無難にクリア。
「組織変更登記に必要な書類は何ですか?」と聞かれ、順調に答えていった。
そのつもりだった。だが、「何か重要なものが抜けてますね〜…」と言われ、焦ってしまった。

「えっ……、なんだ?何が抜けているんだ…?」
結局、助け舟を出してもらいながら答えることができたのだが…

最後にお決まりのセリフを言ってお終いなのだが、答えられなかったことに対しての不安ばかりが残った。今まで落ちた人はいない、と言われていても、やはり不安である。

しかし、その不安も杞憂に終わった。

何日かたって、東京法務局の一室に集められ、合格証の交付式が行われた。しかし、交付式とは名ばかりで、代表一名が合格証を受け取り、残りの者にはただ配られるのみ。意外とお粗末。まっ、形なんてどうでもいいか。
最終合格を果たすと合格者氏名が「官報」に掲載されます。記念に買っちゃいましょう。

こうして、私の司法書士試験は、幕を閉じたのでありました。


■その後
合格後の進路は様々で、司法書士事務所に就職する者、自分で事務所を開く者、他の道に進む者いろいろいる。
私は、司法書士事務所への就職を選び、実務に入った。

司法書士事務所の職員は「補助者」と呼ばれる。なんともまあ変な呼び方ではないか。ま、司法書士法上そう書いてあるのでいたしかたないのだが、言葉の響きも軽い感じがする。
私は「補助者」という呼び方は嫌いであるので使わない。「従業員・職員」という呼び方でいいのではなかろうか。司法書士法改正において、補助者という呼び方も改正しようという人はいなかったのだろうか…?

机上の勉強と実務では、そりゃあまあ大違いってわけで、最初は戸惑いの連続。でも、実務をやっていくと、「ああ、あそこで勉強したことは、こういうことだったのか…」と気づくこともある。
いくら頭でわかっていても、実際に触れてみないとね。


■司法書士登録
司法書士試験に合格後すぐに司法書士を名乗れるわけではない。司法書士登録をしなければならない。司法書士には、弁護士のような研修制度はないし、公認会計士のように実務経験をした後の試験というのもない。従って、司法書士を名乗るために司法書士登録をしなければならないが、登録だけですむとも言えよう。

まず、事務所開業地の司法書士会に登録申請をする。
職印を作り、必要書類(戸籍謄本、住民票、登記されてないことの証明書、市区町村長発行の身分証明書等)を集め、登録申請書(履歴書等)と一緒に併せて提出する。
また、登録申請費用もかかる(収入印紙30,000円、入会金35,000円、登録手数料25,000円)。

登録申請後、面接の日程を教えてもらえるので、その日に面接に向かう。担当面接官との一対一の面接で、名前、住所、事務所所在地、欠格事由に該当してないことの確認、志望動機、将来像等を聞かれた。最後に注意事項を言われて、それで終わり。時間的に約10分間。こんなもんでいいのか…?って思ってしまうほど、あっさりしたものであった。

それから約一週間後、登録申請が受理され司法書士を名乗ってもいい旨の通知を貰う。これで正式に名乗れるわけだ。その後、入会式が行われ、そこで登録証の交付を受けた。また、バッチ代(6,500円)、会費や組合出資金等も支払う。

登録申請から登録が受理され、司法書士を名乗れるようになるまで、約2週間〜1ヶ月はかかります。(*)これは東京司法書士会の話しです。他の司法書士会とは違うかもしれません。

東京司法書士会にはいくつかの支部があり、登録免許税を貼る台紙は支部ごとの扱いになっている。また、東京の多摩方面の支部が集まってできた「東京司法書士会三多摩支会」というものもある。

私の場合、東京司法書士会会員、支部は立川支部所属、かつ、三多摩支会にも所属していることになる。



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